アフィリエイトの仕組みは、小売店や不動産に似ています。
農家の野菜をあなたのスーパーに出荷し、お客さんがそれを買ってくれれば、あなたにもお金が入ります。
マンション物件を自分の不動産で紹介し、お客さんが入居すれば、紹介料がもらえるのです。
つまり、他人の商品を紹介して販売するのがアフィリエイトの基本です。
アフィリエイトの仕組み
アフィリエイトは、
広告を出稿する広告主
広告を紹介するアフィリエイター(メディア)
広告主とアフィリエイターをつなぐASP(アフィリエイトサービスプロバイダ)
アフィリエイター(メディア)が紹介する商品を購入するユーザー(訪問者)
この4者で成り立っています。
広告主とは?
自分の会社の商品やサービスを、ASPに登録してアフィリエイト広告で販売を拡大する企業です。
ASPにはアフィリエイターがたくさん登録している為、広告主は広告を出稿すれば、商品をたくさん販売できる機会が増えていきます。
広告主が登録している商品のジャンルは、
健康、美容、グルメ、食品、ファッション、旅行、金融、投資、保険、不動産、引っ越し、仕事情報、学び、資格、暮らし、Webサービス、インターネット接続、エンタメ、ギフト、スポーツ、趣味、結婚など
たくさんのジャンルがあります。
アフィリエイター(メディア)とは?
アフィリエイトの広告を自分のサイトやブログに掲載する運営者のことです。
アフィリエイター(メディア)は、ASPに登録をし、広告主の一定条件を満たせば、アフィリエイトのリンクを掲載することが出来るようになります。
アフィリエイターはアフィリエイトのリンクを掲載した自分のサイトから、そのリンクを経由して商品が売れると成果報酬を貰うことが出来ます。
ASP(アフィリエイトサービスプロバイダ)とは?
ASP(アフィリエイトサービスプロバイダ)とは、広告主と、アフィリエイターをつなぐ企業で、たくさんの会社が存在します。
A8.net
afb
アクセストレード
バリューコマース
XMAX
ASPには、広告主の商品を一括して紹介してあります。
アフィリエイターはASPの商品検索で、自分の調べたい商品の探すことでアフィリエイトのできる商品を見つけることが出来ます。
ユーザー(訪問者)とは?
ユーザー(訪問者)とは、インターネットで商品を検索している、お客様で商品を購入してくれる消費者の事です。
ユーザーは、アフィリエイターが作ったサイトやブログに、検索エンジンやSNSから訪れて、商品を購入するきっかけとなったり、アフィリエイトのリンクを踏んで、商品を購入したりします。
アフィリエイト広告の仕組み
次はアフィリエイト広告の仕組みについて説明していきます。
アフィリエイト広告とは、一般的には「成果報酬型広告」の事を言います。
成果報酬型広告とは
アフィリエイトは、商品を自分のサイトに紹介しただけでは、報酬を貰うことが出来ません。また、アフィリエイトのリンクをクリックされただけでも、報酬を貰うことが出来ません。
商品が化粧品であれば、自分のサイトで化粧品を紹介してアフィリエイトのリンクで誘導し、化粧品の公式サイトで購入して初めて報酬を貰うことが出来ます。
成果報酬型以外の広告について
アフィリエイトの広告には、成果報酬型以外のものもあります。
ここでは、よく使用されているものを紹介いたします。
固定費型
固定費とは、広告主がアフィリエイターに「月●●円」と、固定の料金を支払って、サイトの一定場所に広告を設置していることです。
アクセスが多いサイトを持っていると、広告主や、ASPの担当者から連絡を受けて、固定費にしてもらえることがあります。
クリック型
クリック型は、アフィリエイトのリンクが踏まれた数だけ、報酬が貰えるものです。
しかし、成果報酬型と比べ単価が安い為、アクセスが多くないと報酬は高くなりません。
アフィリエイト広告のリンクの仕組み
アフィリエイト広告は、アフィリエイターのサイトでユーザーがリンクをクリックして初めて報酬が発生します。
広告主や、ASPがアフィリエイターの成果をチェックするために使用しているのがCookie(クッキー)のような、トラッキングです。
Cookie(クッキー)とは
Cookie(クッキー)とは、インターネットのページに訪問した記録を、ブラウザに一時的に記録しておくファイルの事です。
広告主や、ASPは、このクッキーの記録を見て、「何時何分に、どのサイトのどのページから、何の商品を購入した」ということを、計測しています。
トラッキングとは
トラッキングとは、クッキーをはじめとする、インターネットに利便性を支える技術の事です。
トラッキングの技術が進んだことで、インターネットのページのパスワード省略や、ユーザーごとのブラウザカスタマイズなど、色々な利便性を生むことが出来ています。
しかし、トラッキングが進むことで、セキュリティの問題や、プライバシーの侵害なども考えられています。
自分のサイトに訪れていたユーザーが、アフィリエイト広告のリンクを押すと、広告主の公式サイトにCookie(クッキー)を発行されます。
その後、そのユーザーが広告主の公式サイトで成果を発生した時(商品を購入、お店の予約など)上と同じCookie(クッキー)を持っていた場合は、コンバージョンとなります。
このCookie(クッキー)を使ったトラッキング方式は、アフィリエイトだけではなく、インターネットで主流になっている仕組みです。
しかし、最近はiOSで使われているSafariで、Cookie(クッキー)の読み書きをブロックするなど、Cookie(クッキー)を使ったトラッキング方式の精度が難しくなっています。
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