・WP Multibyte Patchとは何ですか?必要ですか?
・どのように設定して使用すればいいですか?
今回はこんな疑問にお答えします。
WP Multibyte Patchは、英語圏で作られたWordPressに日本語を正しく読み取って貰うためのプラグインです。
WordPressを日本語環境できちんと動かすために必要となります。
実は、WordPressの5.0verまでは、デフォルトでインストールされていたのですが
5.0以降は、デフォルト環境にWP Multibyte Patchプラグインが含まれなくなりました。
そういった背景もあり、WP Multibyte Patchは不要になったのではないか?
という意見もチラホラ。(結論、入れた方が良い)
そこで、今回はWP Multibyte Patchとは何なのか…
なぜ入れる必要があるのか解説していきます。【設定方法や使い方も】
✔CONTENT
・WP Multibyte Patchとは
・WP Multibyte Patchは不要なのか?
・WP Multibyte Patchの設定~使い方
WP Multibyte Patchとは
WP Multibyte Patchは、日本語環境の中でWordPressを正しく動作させる機能を網羅したプラグインです。
様々な機能がありますが、特に重要なところは下記の3点。
・検索時の全角スペースを区切り(半角)として認識させる
・日本語を含んだデータを以降する際の破損を防ぐ
・日本語の文字数を正しくカウントする
サイトの安全性やgoogleにサイトを正しく伝える役割を担っています。
WP Multibyte Patchは不要なのか?
プラグインは、入れすぎるとサイトのセキュリティやスピードが低下するリスクもあるので、極力少ない方がよいです。
しかし、結論から言うと「WP Multibyte Patch」は必要です。
その理由は、WordPress本体の対応が不完全なため。
WordPressは、アップデートを繰り返すことで
日本語を高い精度で読み取れるようになりましたが、未だに日本語環境の対策は完全ではありません。
(全角スペースの問題やurlが乱れるなど…)
そういった理由から、「WP Multibyte Patch」はインストールする必要があります。
※目安として、WordPress側が[WP Multibyte Patch]は必要ない。
というまでは入れておくのが無難でしょう。
WP Multibyte Patchに関するユーザーの声
実際にWP Multibyte Patchに関するアフィリエイターの意見がこちら。
WordPressユーザーは今すぐチェック。プラグイン「WP Multibyte Patch」が有効化されていなかったら今すぐ有効化。サーバー移管するときに、日本語が含まれる画像パスはリンクが全部飛んじゃうよ。
— 296 Inc. (@296inc) May 19, 2020
✅WordPressプログラミング
■不具合
記事の抜粋を表示させたいが、全文が表示。
wp_trim_words() 関数で任意の文字数を抽出できるはずが、きかない。■解決法
・WP Multibyte Patch というプラグイン導入
・プラグインのphpファイル名や格納フォルダの変更(詳細はつづき)#プログラミング初心者 pic.twitter.com/yGZiwwu9YY
— 💥よしお💥副業収入ゼロリーマン卒業 (@yesmyoshi) May 2, 2020
「WP Multibyte Patch」ユーザーの意見をまとめると…
・サーバーを移管する際に日本語を含んだurlが乱れる
・記事の抜粋を上手く表示できない
やはり、WordPressをデフォルト状態で使っていると、不具合が生じているので
「WP Multibyte Patch」は入れておくのが良いと分かりますね。
WP Multibyte Patchの設定~使い方
それでは、いよいよWP Multibyte Patchをインストールしましょう。
※【注意点】プラグインをインストールする前は必ずバックアップを取りましょう。
詳しくは、下記の記事でまとめています。
WordPressプラグインを使ったバックアップの正しいとり方
基本的な設定~使い方は、3STEPを踏むだけなので簡単です。
①WordPressの編集画面を開く
②「プラグイン」→「新規追加」→WP Multibyte Patchと検索してインストール
③WP Multibyte Patchを有効化
基本的なWP Multibyte Patchの機能は、③の有効化をした時点で適応されます。
しかしファイル名の文字化けは、別途FTPソフト(FFFTPなど)で対応しなければなりません。
FTPソフトがよくわからないという方は、こちらの対策はしなくてもOKです。
(ファイル名を英語やローマ字で書くようにすれば、問題ありません)
その他、インストール推奨のプラグインはを下記にまとめているので、参照ください。
FTPソフトが分かる方は、バックアップを取った上で引き続き設定を行いましょう。
WP Multibyte PatchをFTPソフトで設定
具体的な手順は、下記の通りです。
①FTPソフトを使って、WP Multibyte Patchのフォルダにアクセス
(基本、wp-content/plugins/wp-multibyte-patchという名前です)
②WP Multibyte Patchのフォルダを開く→wpmp-config-sample-ja.phpをローカル環境にダウンロード
③「wpmp-config-sample-ja.php」というファイル名を「wpmp-config.php」に変更
④「wpmp-config.php」の編集画面に移り
$wpmp_conf[‘patch_sanitize_file_name’] の値をtrueからfalseに変更
⑤変更を保存したwpmp-config.phpをWP-content直下にアップロードする
以上で完了です。お疲れ様でした!
ここまでやっておけば、日本語の誤認識で被害を受ける危険もないでしょう。
WordPressプラグイン「WP Multibyte Patch」を導入しよう
今回は、WP Multibyte Patchとは不要なのか。
+αで設定方法~使い方について解説しました。
・WP Multibyte Patchは、WordPressの日本語環境を整える役目がある
・WP Multibyte Patchは、2020年も必要
・一方で、不必要なプラグインは削っていく
最後までお読みいただきありがとうございました。
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