このページでは、コピーライティングの重要性や実例・改善例・重要テクニックを説明します。
コピーライティングとは、直訳すれば広告の文章を書くこと。
「商品が売れる文章」を考えて執筆する作業を、コピーライティングと言います。
文章は、企業の売上を大きく左右する存在です。
広告の文章を上手く書けるか書けないかだけで、売上が大きく動くと言っても過言ではありません。
アフィリエイターは、そのコピーライティングを自分で行わなければならないのです。
アフィリエイターは、良い商品を見つけて、それを読者さんに紹介し、お金を稼ぎます。
が、読者さんに良い商材を紹介するとしても、下手な文章ではなかなか売れません。
コピーライティング能力のないアフィリエイター
=売れない、稼げないアフィリエイター
あなたがこれから、ネットでお金を稼いでいきたいなら、「売れる文章」の書き方を、きちんと学ばなければなりません。
そのため、アフィリエイターの間ではコピーライティングの重要性がしばしば謳われるのです。
たとえば…
「この教材なら絶対に100万稼げます!
その100万と比べれば教材費3万円なんて安いです!
買ってください!」
という文章を見て、あなたはその商材を買いたくなるでしょうか。
コピーライティングが未熟だと、いくらブログにアクセスを集めても、商材は売れないのです。
もしあなたが、日ごろから頑張ってブログを更新しているのに、商材が全く売れない場合、「売れる文章」を書けているかを、
疑ってください。
特にインターネットでは、新聞や雑誌、テレビの広告と比べても、コピーライティングが重視される傾向にあるのです。
コピーライティングはアフィリエイターの生命線
このページでは、コピーライティングの重要性について、お話します。
昨日の記事では、コピーライティングとは、広告に使われる「売れる文章」を書く作業だとお話しました。
新聞や雑誌、CMに使われる広告文章もコピーライティングですが、その中でも、ネットにおけるコピーライティングは特に重要です。
新聞やテレビの広告は、読者(視聴者)に対して、半強制的に見せられます。
各々「このCMは好き」「このCMは嫌い」という好みはありますが、「このCMが来たらチャンネルを変える」というほど、
嫌っているCMがある人は少ないでしょう。
視聴者がそのとき、そのチャンネルを見ていれば、企業側の広告も半ば強制的に見せられるのです。
ところがインターネットでは、訪問者の取捨選択の幅がとても広い。
ほとんど全てのサイトは、訪問者側が、自分の意思で開いて、見て、読んでいます。
文章が下手だったり、魅力を感じなかったりするサイトは、すぐに訪問者の意思で閉じられてしまうのです。
最近は、アフィリエイトブログでも、動画や音声を使ったところが増えています。
文章だけでこちらの言葉を伝えるよりは、動画や音声の方が、より強く読者に訴えかけられるでしょう。
が、その前に、文章で上手く動画や音声に興味を持たせなければ、それらもあまり再生されません。
Youtubeでも、タイトルが上手い動画とそうでない動画とでは、前者の方が再生数が伸びる傾向にあるのです。
コピーライティングでよく言われる法則として、「読まない、信じない、行動しない」というものがあります。
これは…
- 読者はネットの文章を読まない
- 読んでも書かれている内容を信じない
- 信じても商材を買ったりリンクをクリックしたりしない
という法則です。
あなたがアフィリエイトで稼ぐには、
文章を読ませ、信じさせ、動かす力が必要になります。
そのため、コピーライティング能力を磨かなければ、
アフィリエイト報酬が発生しないのはもちろん、
あなたの記事すら読んでもらえません。
これが、アフィリエイター間でコピーライティングが重視される、
大きな理由です。
できれば、コピーライティングを専門に扱った教材を、
最低一つは持っておいた方が良いでしょう。
次の記事では、コピーライティングスキルを身につけると、
具体的にどれくらい文章が変わるのか、その実例をお見せします。
コピーライティングの実例・改善例
キャッチコピーでは、その人のコピーライティング技術が
はっきりと現れます。
たとえば、あなたはピアノコピーという言葉を
ご存知でしょうか。
これは今から80年以上前に生み出されたキャッチコピーですが、
いまだに大きな効果を持つ方法として、広く知られています。
あなたがこれから、1ヶ月でピアノをマスターする方法という
情報商材を売り出すとしましょう。
そんなとき、あなたならどういうキャッチコピーを考えますか?
少し、考えてみてください。
…
考えたでしょうか?
ここで多くの人は、こんなキャッチコピーを書きます。
- 「たった1ヶ月でピアノのプロになる方法があります」
- 「私が1ヶ月でピアノをマスターした方法とは?」
このようなキャッチコピーでも、
ある程度、読者の興味をひくことはできるでしょう。
しかし、80年以上前に生み出されたキャッチコピーは、もっと特徴のあるものでした。
それがこちら↓
私がピアノに腰かけると、みんなが笑いました。
ところが私がピアノを弾き始めた途端…
歴史上、最も有名なキャッチコピーとも言われています。
これだけではまだぴんと来ないかもしれませんので、もう一つ例を挙げますね。
これは、としまえんという遊園地で使われたキャッチコピーです。
としまえんは、夏に向けて大型プールを大々的に宣伝しました。
そのときのキャッチコピーは何だと思いますか?
- 「夏の水遊びに欠かせない!○月○日にオープン!」
- 「6種類のプールが集まった大型プール!今年も開催!」
こういうキャッチコピーならそこら中にありますが、いまいち魅力を感じられません。
としまえんが実際に出した広告文は、こちらです↓
プール冷えてます
ピアノコピーにしても、としまえんのプールにしても、共通するのは、読者の想像力を強く働かせているところです。
他にも
「仕事を頑張っているのに上手くいかない理由」
↓
「なぜ頑張っている人ほど上手くいかないのか?」
「元税理士の節税術」
↓
「告白!元税理士が教える節税の秘密」
「アフィリエイトで成功する秘訣」
↓
「アフィリエイトで失敗しないための5つの自己防衛策」
こういう風に改善すれば、かなり商品への魅力を感じられますよね。
決して嘘を書くわけではありません。
同じ内容を、どれだけ魅力的に書くかが大切なのです。
これらはキャッチコピーに限った話ですが、アフィリエイターは、普段書くブログ・メルマガ記事でも、コピーライティングを意識しなければなりません。
普段の文章を上手く書ければ、それだけ
- 面白いブログ
- 信頼できるブログ
- 毎日見たくなるブログ
といった評価を得られるのです。
コピーライティングの重要テクニック:ベネフィットを伝える
あなたはベネフィットという言葉を知っていますか?
ベネフィットを分かっているかどうかで、商品の売れやすさ(成約率)が大きく変わります。
ベネフィットの事の前に、質問をしたいと思います。
アフィリエイトのツールが3つあります。
全てが稼げるとわかっていた場合、どれを選びますか?
- 動かしておくだけで月収50万稼げるツール
- 1日3~4時間の作業をすれば、3ヶ月後には月収50万稼げる商材
- 1日12時間の作業をすれば、1年後には月収50万稼げる商材
本当に稼げるなら、1を選ぶと思います。
その理由は、「一番楽だから」。
これが、とても大事なポイントです。
私たちがアフィリエイトをするのは、経済的にも時間的にも精神的にも安定した、自由な生活を手に入れたいからですよね。
そんな生活を得るために、高い商材を買って毎日ちゃんと作業をしています。
ここが重要で、実は私たちのお客さまは、「商品によって得られる未来」を欲しており、商品や私たちのことは欲していません。
「0円で稼ぐノウハウだけ手に入れて、面倒な作業をせず月収50万くらい稼ぎたい…」
でもそんな都合の良い話はないので、仕方なくお金を出して商材を買い、ちゃんと作業をしていきます。
つまり…
お客さまが欲しいのは自分の望む未来であり、商品や、商品を紹介するアフィリエイターは
別に何であってもよいのです。
コピーライティングにベネフィットが書いていない恐怖
稼げないアフィリエイターは、
「この商材は何ページあって、値段はいくらで、
○○という人が書いていて…」
という商品の説明だけ記事にしています。
しかしお客さまは、
あなたが最初、1を選んだように、
- 動かしておくだけで月収50万稼げるツール
このような「楽」なツールを欲しがっているのです。
面倒な作業を強いられる商材の説明をされても、
お客さまは商品を買わないでしょう。
私がこの話を初めて聞いたときはショックでしたが、
冷静に考えるとその通りだなと納得しました。
ではどうすれば良いのかというと、
お客さまが求めているのは「自分の未来」なので、
その商品によって得られる未来を伝えてあげてください。
「この商材を実践すれば、
月収50万円はすぐ稼げるようになります。もっと頑張れば月収100万円も可能です。
そのおかげで、私は今では好きな時間に寝て好きな時間に起きて、
朝軽くテレビを見たあとにパソコンを起動して3時間ほど作業し、
後はずっと家族と遊んでいるだけで
月収120万の生活を送れるようになりました。
と、その商品によって得られる未来を、伝えてあげなければいけません。
「○時間の作業で月収○円だから、こんな生活が送れるようになる」
と、未来をイメージさせてあげるのです。
これを、コピーライティングの用語で「ベネフィット」と言います。
人は、想像したことを実現させたくなります。
商品の概要は販売ページに書いてあるので、
アフィリエイターが説明することはありません。
アフィリエイターが説明すべきなのは、その商品で得られる未来です。
もしあなたが、今なかなか稼げずに悩んでいるなら、ぜひこの観点からあなたのレビューを見直してみてください。
きっと、気付きがあると思います。
コピーライティングのマインドとは?
マインドというとあまり好かれない話ですし、私も好きではありません。
しかし私は、この心構えを覚えてから、自分の文章が大きく変わったことを実感しました。
これからコピーライティングの勉強を覚えていくにしても、このマインドを知っているかどうかで出来上がる文章は全く変わってきます。
もし、このマインドを知らずにテクニックばかり覚えて、文章を書こうとすると、相手に不快感を与えるだけの文章になるかもしれません。
それくらい、私はこのマインドを大切に思っています。
そのマインドは…
コピーライティング=正直な恋文
です。
大切な人に向けた一通の手紙が、コピーライティングの本質と言えます。
説明ばかりの文章では商品は売れない
先日わたしは「商品の説明ばかりしても商品は売れない」という説明をしました。
これを恋文に置き換えると、商品説明ばかりのレビューは、下のようになっているのです。
私は身長が176cmと平均より高く、
年収はおよそ600万円あります。しかも京大卒で、今は都内の
エリート企業に勤めています。今はマンション住まいですが、
将来あなたと大きな一軒家に住みたいですし、
そのときは車とペットを飼う財産もあります。勤めている会社は今後100年は決して
潰れないレベルの大企業なので、
私と結婚した後に会社が倒産して
路頭に迷う心配は一切ありません。(以下略)
こんな手紙を送りつけたら、「ウゼー」と思われて終わりですよね(笑)
しかしこういうレビューは多くて、
「この商材はSEOについて書かれた商材で、
ページ数は500ページにものぼり、
すでに1000件以上の販売実績があり、
多くのアフィリエイターが絶賛していて…」
という文章をずっと書いても、読者さんの心は動かせないのです。
人は理性ではなく感情で恋人を選びます。
たとえもっとかっこよくて、財力のある人間が他にいるとしても、
「この人なら自分を幸せにしてくれる」
と感じれば、人はその相手を選ぶのです。
「私は年収は200万だし高卒だし顔はブサイクだし
口下手で人見知りでオタク趣味だし
ファッションも興味ないし運動もできないし
気遣いが苦手で運転免許もAT限定で
彼女いない歴=年齢だからもちろん童貞だけど
あなたを想う気持ちはきっと誰にも負けません」
こんな手紙が、先ほど例に挙げたものよりも
相手の心を動かすかもしれません。
コピーライティングは気持ち
コピーライティングでも、この気持ちを大事にしてください。
買い物でも、重要なのは感情です。
生きるために必要なものでないと分かっていても、それが自分にとっての娯楽なら、人はテレビゲームを買います。
体に有害だと分かっていても、それが自分の心をリラックスさせてくれるなら、人は煙草を吸います。
商品の良いところと悪いところをいつわりなく伝え、最終的に相手が
「この商品なら買いたい」
と思えば、成約に至るのです。
巷で言われているテクニックをかいつまんで使っても、根本にある「相手への気持ち」がなければお客さんの心は動かせません。
こっちが感情を出すと、相手の感情も動きます。
無機質にテクニックだけ使っても商品が売れない理由は、ここにあるのです。
「じゃあお前はそこまでお客さまのことを考えているのか」
と言われると、自信を持って「はい!」と言えるほど、私もこのマインドを極められていません。
ただ、このマインドを知る前と知った後では、大きく文章が変わりました。
コピーライティング=正直な恋文
コピーライティングでは、あなたの大切な人に手紙を送るつもりで文章を書いてください。
きっと、あなたの記事は激変するはずです。
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